音楽の効用~「聴く」ことの効用と「歌唱・演奏」(音楽表現)の嬉しい効用~
音楽は、適切に利用すれば、様々な効用があることが知られています。
<音楽を聴く>
・集中力を高め、勉強などの効率をあげる。
・不安や痛みの軽減に効果
・リラクゼーション効果やストレス軽減効果
・心が安らぐ音楽は、不眠症に効果
・血圧を下げる効果
・うつ病の治療に効果
・運動のテンポに合った音楽は、トレーニングの助けになる
音楽を聴くことで、脳からの疲労に関するSOSがかき消されるた めだと考えられています。
エネルギー効率もアップするという実験結果もあります。
・アルツハイマー病患者の脳機能を高めることができる
・脳卒中の患者の回復に効用がある
脳卒中の患者を対象にしたある小規模な研究によると、クラシック 音楽を聴いている時に被験者の視覚的注意力が向上したとのことです。
・会話が上手になる
・右脳と左脳の繋がりを強めることができる
引用:PHOTO AC
<音楽(楽器や歌)を習う>
・楽器を習うと、運動能力と推理力の向上につながる
ある研究で、3年以上楽器を習った子どもは、まったく習ったことのない子供と比べて、音の識別能力や細かい動作といった技能が優れているとの結果が出ているそうです。
・子どもは音楽を習うことで、言語記録力を向上させることができる
楽器を習った子どもは、語彙の数でも、言葉を使わない推理力テストでも、習っていない子供を上回ったそうです。
・高齢者は楽器を習うことで、認知機能を向上させることができる
<音楽活動における表現行為>
●歌唱・演奏
・歌う、奏でるという衝動を身体エネルギーとして発散でき、昇華につながる
・心情の吐露、自我開放、基本的欲求の充足、情動の適応的発散
⇒集中力・ストレス耐性の改善、達成感・有能感の充足、自信の回復などにつながる
・音楽活動を通した共有体験により、社会性が育まれる
●作詞・作曲
・独自の美や価値を創造・表現する活動は、
自我を開放し、思いを表すという基本的欲求を満たし、充足感を得ることができる
聴くことはもちろん、歌ったり演奏したり、共演したり、、、
音楽を生活に取り入れて、身近なものにできるといいですね。